ヴァイオリン


Violin 代表的な弦楽器です。全長はだいたい60cm弦は4本です。原型は1510~40年に作られています。1550年頃現在のイタリアミラノで誕生したといわれています。ヴエネツィアのサン・マルコ大聖堂の合唱団で1603年にヴァイオリン奏者がはじめてコンサートマエストロに任命されまています。ヴァイオリンの能力を最大限に引き出した大作曲家はモンブエルデでオペラ<オルフェオ>でアリアを書いたのが始まりと言われています。

ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64

「メン・コン」の愛称で親しまれているメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ほど、万人から愛されているヴァイオリン協奏曲はありません。

柔らかいロマン的情緒とバランスのとれた形式、そして何よりその美しい旋律でメンデルスゾーンのみならず、ドイツ・ロマン派音楽を代表する名作となっています。

特に哀愁漂う第1楽章の主題は、クラシック音楽を象徴するほど親しまれています。ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲作品61、ブラームスのヴァイオリン協奏曲作品77と並んで「3大ヴァイオリン協奏曲」と呼ばれています。

タイスの瞑想曲

オペラの代表的作曲家ジュール・マスネが書いた歌劇『タイス』、その第2幕第1場と第2場の間奏曲「タイスの瞑想曲」をご存じでしょうか。

冒頭のメロディを聴けばピンとくる方も多いはずです。「タイタニック」などで使用されている超有名曲です。『タイス』は、娼婦タイスと修道僧アタナエルとの恋物語を描いたオペラです。目の前に神々しい光が差し込むかのような崇高でたおやかなメロディは、堕落した娼婦稼業から足を洗い、聖なる信仰の道に入ろうとするタイスの心の移り変わりを描いています。豊かな低音、伸びのある高音と、ヴァイオリン本来の音がよく響くように作られた一曲と言えるでしょう。皆さん是非とも聞いてみてはいかがでししょうか。

タイタニックとバイオリン

1912年に北大西洋で沈没した英豪華客船タイタニック号では、乗客を落ち着かせようと最後まで演奏者たちがヴァイオリンの演奏を続けていたことは有名です。その、7人の演奏仲間とともに死亡し、楽団のバンドマスターであった方が使用していたバイオリンが、2013年10月に英国の南西部デバイジズで競売にかけられたのです。なんと、タイタニック号にゆかりのある品としては最高額の90万ポンド(約1億4200万円)で落札されています。

タイタニックで見つかったバイオリン

20世紀を代表するヴァイオリニスト ダブィドオイストラフ

1908年 ウクライナ生まれの皆さんご存じの名ヴァイオリニストです。
5歳から1962年までヴァイオリンとヴィオラで活躍しています。
モスクワを拠点にして活躍し、イザイコンクールで優勝もしています。戦争中は病院などで演奏しており、1934年からはモスクワで教員、1974年に死去しています。

音そのものに音楽の魂が宿っていると言われており
Univarsal、つまり何でもできる、演奏家であったと言われています。

オイストラフの演奏の特色としては、弓幅を大きく豊かに使い、速くて振幅の大きいヴィブラートを用いて、豊潤で美しい音色を響かせる点が挙げられます。このため、チャイコフスキー、ブラームスといった情感豊かな楽曲を得意としていました。

数多くの録音と、数々の献呈されたヴァイオリン作品を誇っています。ショスタコーヴィチやハチャトゥリアン、ヒンデミットの協奏曲の録音で著名ですが、ブラームスやチャイコフスキー、ブルッフなど、より古典的なレパートリーも得意としていました。

ロストロポーヴィチやリヒテル、カラヤン指揮のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とともに演奏したベートーヴェンの『三重協奏曲』、コンヴィチュニー指揮のシュターツカペレ・ドレスデンとともに演奏したチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲およびブラームスのヴァイオリン協奏曲の録音が有名です。

オイストラフには指揮者としての活動歴もあり、ベルリン・フィルを自ら指揮しながらモーツァルトのバイオリン協奏曲を録音した他、モスクワ放送交響楽団を指揮したブラームスの交響曲第2番の録音もあります。

使用楽器は1705年製ストラディヴァリウス「マルシック」となっています。

   https://berkovich-zametki.com/2007/Starina/Nomer5/Shtilman1.htm


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